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北竜町

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令和5年度行政執行方針

北竜町 町長 佐野 豊

◎はじめに
 令和5年北竜町議会第1回定例会の開会にあたり、町行政の執行方針を申し上げますとともに、令和5年度一般会計並びに7特別会計予算案を提案し、議会のご審議をお願いする次第であります。
 私は町民各位、各団体の皆様のご支援を頂き、町政の重責を担い、町長として3期目の最終年を迎えることとなりました。
この間、多くの問題に直面して参りましたが、町民各位・町議会並びに各団体のご理解とご協力を頂き、着実に町政を推進できましたことに心より、感謝とお礼を申し上げる次第であります。
 私の信条であります「スピード・行動力・トップセールス」を基本に町民皆様との対話を重視しながら、「明るく住みよい町づくり」のため、より一層の努力を惜しまない決意でありますので、ご理解ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
 さて、日本経済は、コロナ禍からの社会経済活動の正常化が進みつつある中、緩やかな持ち直しが続いております。一方、世界的なエネルギー・食料価格の高騰や欧米各国の金融引締め等による世界的な景気後退懸念など、日本経済を取り巻く環境には厳しさが増しております。国では、引き続き、「経済財政運営と改革の基本方針2022」等における2025年度のプライマリーバランスの黒字化目標等の達成に向けて、歳出・歳入両面の改革を着実に推進することとしており、令和5年度予算においては、新たに策定された国家安全保障戦略等の下での防衛力の抜本的な強化やその裏付けとなる財源の確保、本年4月に新たに設置されるこども家庭庁を司令塔とした、こども・子育て支援の強化、GX(経済・社会、産業構造をクリーンエネルギー中心に移行)の実現に向けた仕組みの創設、地方公共団体のデジタル化や地方創生に資する取組への支援、新型コロナウイルス感染症及び原油価格・物価高騰対策、食料安全保障の強化に向けた対策を講じるほか、農林水産物の輸出拡大、森林資源の適正な管理による林業の持続的成長を推進するなど、現下の重要課題に正面から向き合い、一定の道筋を付けることとしております。
 本町にあっては、行政のスリム化、効率化を一層徹底し、歳出全般にわたる見直しを行い、基幹産業である農業の振興、保健福祉・医療の充実、文化スポーツの振興等町民参加の町づくりを積極的に展開して参りたいと考えております。
 本年の予算編成にあたりましては、北竜町総合計画(平成31年度からの10ヶ年計画)の基本計画、中長期財政計画に沿い、事業の優先度、必要性、妥当性について厳しい選択を行い、限られた財源の重点的・効率的な配分を基本に、予算編成を行ったところであります。
 本年の事業執行にあたっては、限られた予算のなかで町民の 負託に応えるべく最大限の努力をして参りますので、議員各位の特段のご理解を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。

◎令和5年度各会計予算について
 令和5年度の各会計予算につきましては、健全財政を維持し、現状の財政運営を継続するための財源確保に努めながら予算の編成を行ったところであります。
 歳入につきましては、普通交付税を1,552,000千円、対前年度比4.8%増で計上し、臨時財政対策債については59.2%減の8,200千円を計上しました。
 また、各種事業の実施により、ふるさと応援基金から295,000千円、財源補填として財政調整基金から43,000千円の繰入れを行うこととしております。
 一方歳出にあっては、電気自動車普及促進事業として4,264千円、すこやかセンター太陽光発電設備整備事業に49,896千円、農業担い手育成支援事業に4,781千円を計上、ソフト事業としましては、北竜温泉優待事業の拡充、学校施設等再編・整備推進事業の実施、昨年度からの継続となります地方創生推進事業、特別養護老人ホーム経営改善推進事業を行うこととしております。
 その結果、一般会計外7特別会計の総額では、5,342,464千円で3.8%減となったところであります。

◎防災・消防対策について
 地域の防災力を向上していく上で、自助・共助・公助の取組が大切であり、そのため地域住民が核となった、自主防災組織の設置に向け、防災教育・情報提供を推進いたします。
 また、平成30年に策定致しました地域防災計画は、防水法の一部改正に伴い、洪水想定区域の指定に係る対象河川の拡大に対応した全面改定を行い、併せて、ハザードマップの改正を行います。また、令和6年度に防災備蓄倉庫を建設すべく実施設計を行います。併せて、防災備蓄品等の購入も計画的に取り組んで参ります。
 消防体制については、1市4町による深川地区消防組合の連携強化と効率的な運営に努めて参ります。
 本年は、防火水槽2基、碧水詰所サイレン塔の更新を行い防災力の強化により、災害対応に努めて参りますとともに、若手団員の大型免許取得助成事業についても継続し、地域の安心と安全を守る団員の育成・確保に取り組んで参ります。

◎防犯・交通安全対策について
 依然として、毎日のように特殊詐欺被害が報道されている中、「詐欺被害防止機器購入助成事業」を継続して実施するとともに、町内に設置されている防犯カメラの適正な管理を通して、より 安全・安心な生活を推進して参ります。
 交通安全対策については、昨年死亡交通事故が立て続けに発生致しましたが、悲惨な事故防止に向け、引き続き、関係機関、組織及び町民総ぐるみによる交通安全運動を推進します。
 また、「北竜町高齢者運転免許証自主返納サポート事業」につきましても、更なる利用促進に向け、送迎体制を整え、普及啓発に努めて参ります。

◎新型コロナウイルス感染症対策について
今なお感染の収束が見えない新型コロナウイルス感染症ですが、最新の動向に注視しながら引き続き感染拡大防止の取り組みを最大限行います。また、ワクチン接種等についても国の動静を踏まえ迅速な対応に努めます。正確な情報を町民に周知し、新型コロナウイルスに対する正しい知識の普及に努めます。

◎北竜町総合計画の後期計画の策定について
 平成30年に策定いたしました北竜町総合計画「あかるい農法ひまわりの北竜町」は、令和6年からの後期基本計画に向けて、前期基本計画の検証評価を行い、社会経済情勢の変化に対応した計画改善に向けて取り組んで参ります。

◎地方創生推進事業について
 昨年度に引き続き、「未来に咲きほこる「北竜ひまわり商社」(仮称)構築プロジェクト」事業として、「農業等の担い手確保」、「新たな産業創出」、「就労・活躍の場の確保」、「稼げる観光への転換」、「若者の流出抑制」、「デジタル社会の形成×高齢化社会への対応」、「事業推進体制の構築」、「来訪者の消費拡大」、「既存資源の強化」、「誘客の拡大」の推進を図ります。

◎地域脱炭素化推進事業について
 国の2050年までの脱炭素社会を見据えた二酸化炭素排出ゼロの方針に基づき、本町におきましても昨年ゼロカーボンシティ宣言を行いましたが、再生可能エネルギーの導入目標を示し、地球温暖化対策実行計画を策定致します。
また、本年度、すこやかセンター屋上に太陽光パネルを設置、公用車を電気自動車に買換え、率先して二酸化炭素排出削減に取り組んで参ります。

◎自治体DX推進事業について
 国のデジタル社会形成基本法に基づき、本町におきましても引き続き、自治体DXの推進及びマイナンバーカードの普及促進、行政手続きの簡素化などに取り組んで参ります。

◎地域公共交通の整備について
地域公共交通として、乗り合いタクシー及び住民混乗方式によるスクールバスの運行を行い、町民の移動手段の確保に取り組んで参ります。また、滝川市への交通アクセスの確保のために、町営の路線バス運行を引き続き行ってまいります。
令和6年3月に廃線が予定されている空知中央バスが運行をしております「深川北竜線」の代替交通の検討を行います。

◎移住定住対策について
 昨年度建設しました定住促進住宅の活用促進を図り、新規就農者、農業体験者、お試し移住の受入れを積極的に行って参ります。
 また、各種定住促進施策も引き続き実施し、都市部での移住イベントへ積極的に参加し、本町の魅力発信に取り組んで参ります。 空き家、空き地情報についても収集に努め、移住定住者向けに有効活用を図って参ります。
 加えて地域おこし協力隊員の更なる募集を行い、様々なアイディアを頂き地域活性化に努めて参ります。

◎ふるさと納税について
 全国から寄せられておりますふるさと納税は、本年度、観光産業、教育子育て、医療福祉の各分野、61事業に使用させていただく予定としております。
 返礼品につきましても、納税サイトの追加、「ひまわりライス定期便」の開始や浜頓別町とのコラボ商品を追加するなど、より多くのご寄附が寄せられるように取り組んで参ります。
 また、多くの寄付者情報を活用し、メールマガジンにより特産品やイベント・移住定住の情報発信を行い、関係人口の増加に取り組むと共に、ふるさと納税のリピーターの確保に努めて参ります。

◎株式会社北竜振興公社について
 サンフラワーパーク北竜温泉並びに農畜産物直売所みのりっち北竜の指定管理業務及び商業活性化施設ココワの管理運営に加え、今年度よりスクールバス運行の受託を行い、町の農業・商業の振興、観光振興、町民の健康増進、更には雇用の場として町の地域振興に大きな役割を果たしています。
 コロナ禍の影響により依然として厳しい経営状況にはありますが、商品開発、営業の強化、サービスの質的改善、経費節減策を進め、利潤・利益追求の職員教育に取り組んで参ります。
 本年度も町並びに公社役職員一丸となって努力して参りますので、ご理解賜りますようお願い申し上げます。

◎戸籍・年金・マイナンバー事務について
 戸籍・年金事務につきましては、個人情報に係わる事務でありますので、プライバシーの保護に留意し、法務局や年金機構、内閣府とも連携し、国の動静を注視しながら相談業務に努めて参ります。
 マイナンバーカードの普及拡大につきましては、引き続きカード所有者への商品券の配付や、職員が町内に出向いて出張申請を行うなど、町独自の事業を実施し、普及推進に努めて参ります。

◎高齢者支援対策について
 高齢化の進行により、一人暮らしの高齢者の方が増加していますが、いつまでも健康で安心して生活できるよう社会福祉協議会に委託しております在宅福祉事業を継続して実施して参ります。
 また、福祉除雪サービス等制度の周知を行い、広く利用いただけるよう取り組んで参ります。
 更に、地域の皆様の協力を頂いて運営しております和地区、碧水地区の「地域支え合いセンター」につきましても、更なるご利用を頂けるよう取り組んで参ります。

◎障がい者支援対策について
 「障がい者総合支援法」に基づき、身体・精神・知的それぞれの障がい者手帳を保有されている方が、よりよい生活を送ることができるよう、引き続き医療機関等関係機関と連携し、必要に応じた自立支援給付及び自立支援医療のサービス提供に努めて参ります。
 また、令和5年度から新たに設置される、成年後見制度の利用促進の中核機関となる北空知成年後見相談センターの運営について、北空知1市4町で取り組んで参ります。

◎子育て支援対策について
 「子ども・子育て支援計画」の取り組みとして、通年入所児童の基本保育料の全額減免や、高校生までの子どもの医療費の無償化について、引き続き実施して参ります。
 また、令和4年度に創設された「出産・子育て応援交付金」により妊娠時から出産、子育てに対する支援を実施するとともに、従来実施しております養育支援等、各種子育て支援制度の実施を通して、少子化対策の推進に努めます。
 保育園及び子育て支援センターの運営については、令和5年度より社会福祉協議会に指定管理委託を行い、効率的な運営に努めます。

◎医療対策について
 本町の医療機関である町立診療所及び町立歯科診療所について、地域に密着した第1次保健医療機関として、町民の健康を守る地域医療の充実に努めて参ります。
 町立診療所においては、適正な診療施設の管理運営に努めて参ります。また、旭川市とその近郊の病院から、医療情報のやりとりが出来る「たいせつ安心医療ネット」の活用を、引き続き進めて参ります。
 町立歯科診療所においても、引き続き運営費用の助成を通して支援を実施し、医療機会の確保に努めます。

◎国民健康保険事業について
 保険者が北海道に移行されましたが、国民健康保険事業は、町民の健康と生活を支える大切な制度であります。制度の周知を図り、医療費通知の実施、ジェネリック医薬品の利用促進等、医療費の抑制に努め安定的な運営に取り組んで参ります。

◎介護保険事業について
 本年は「第8期北竜町介護保険事業計画」の最終年となりますが、高齢化の進行に伴い、要介護認定を受けて介護サービスを利用される方が増加しており、介護保険特別会計も逼迫している状況であります。
 そのような中でも、住み慣れた地域で安心して暮らすことが出来るよう、医療、介護、予防、住まい、生活支援が一体的に提供される地域包括ケアの推進に努めます。
 また、制度改正等に対応しながら、「第9期北竜町介護保険事業計画」の策定に取り組んで参ります。

◎介護予防対策について
 高齢になっても元気に暮らすことができるように「まるごと元気アッププログラム体操教室」「コスモスクラブ」をはじめとする介護予防・日常生活支援総合事業並びに、保健介護一体的事業に取り組んで参ります。
 また、高齢者の方々の交流の場として商業活性化施設ココワ並びに碧水地域支え合いセンターで開催される「たんぽぽクラブ」の周知に努め、閉じこもり予防や介護予防に努めて参ります。

◎健康づくり対策について
 各種検診に対する助成や健康教育を行い、検診受診率の向上と生活習慣病等の早期発見並びに健康増進に努めます。
 さらに、子育て世代包括支援センター事業として、子どもに係わる関係者が連携し、妊娠期から切れ目のない支援を行い、子育て不安を抱える親子の育児能力の向上や虐待予防の支援を進めて参ります。 

◎特別養護老人ホーム北竜町永楽園の運営について
 新型コロナウイルス感染症を取り巻く状況の中、特養入所、短期入所、地域密着型通所介護の各サービスにおいて、感染症予防・拡大予防のため、サービス内容を縮小してきましたが、今後は、経営改善の観点からも、対策を講じながらサービスを従来の形に戻していく方向であります。
 昨年に引き続き経営改善に努めるとともに、将来的な運営方針について具体的に検討を行って参ります。さらに、職員の資質向上、意識改善を積極的に実施して参ります。
 また、開設より使用しておりました特浴装置及び入居者ベッドは、耐用年数の大幅な超過により不具合が生じており、更新を計画しており、今後も継続して安心安全なサービス提供に努めて参ります。

◎農業の振興について
 本町の農業を取り巻く環境は依然として高齢化や担い手不足の問題も相まって、大変厳しい状況下にあります。
 本年においても引き続き、国の制度を積極的に活用するとともに、町独自の施策も併せ、基幹産業である農業を支援し、農業振興を推進して参ります。
 北竜町の特産品であるスイカ・メロン、黒千石大豆、ひまわり油については、引き続きハウス資材や作付奨励の助成を行い、生産拡大を推進して参ります。
 あわせて、「地域特産品開発支援事業」を実施し、町内産の原材料を使用した試作品の開発や、市場調査等、新たな地域の特産品づくりにチャレンジする団体や個人を支援して参ります。
 また、町内産農産物の販路拡大については、国内外に向けた更なる販路拡大を積極的に取り組んで参ります。
 農業者が主体の農業・農村の多面的機能を維持・発揮する取り組みや中山間地域農業、環境保全型農業の取り組みを支援してまいります。

◎農畜産物直売所「みのりっち北竜」について
 オープン12年目を迎える「みのりっち北竜」は、売り上げも順調に推移しております。生産者が心を込めて作った新鮮な特産品や加工品を町内外のお客様に提供することにより、安心・安全で美味しい「北竜ブランド」の構築を図って参ります。
また、運営体制について生産者協議会の積極的な関与について協議を進めて参ります。

◎農産物加工実習センター「パルム」について
 多くの加工グループに利用頂いておりますが、年月の経過とともに、施設の老朽化や各備品についても耐用年数を超えてきております。
 衛生上の問題もありますので、機器のメンテナンスや計画的な更新計画を策定し、地域活性化に一翼を担うよう施設の充実に努めて参ります。

◎農業生産基盤整備について
 農業生産基盤の整備については、道営農地整備事業の推進により、生産条件の改善と担い手への農地の集積を図るほか、関連する農道、排水路などの適切な維持管理や整備に努めるとともに、農業水利施設の改修および保全事業により農業経営基盤の強化に取り組んでまいります。
 また、スマート農業については、関係機関とともに農業基盤整備事業への取組について検討して参ります。

◎農地流動化対策について
 農地の有効利用や農業経営の効率化を図るため、担い手への農地の集積・集約化に努めます。北海道農業公社等の関係機関と連携し、農地保有合理化事業や機構集積協力金、農地中間管理機構などの制度も活用し農地利用の再編を進めて参ります。

◎ひまわりバンク育成基金について
 「ひまわりバンク基金」については、本町の担い手育成事業へ重要な施策として位置づけ、町と農業者で事業費を負担し実施していることからも、本町農業の健全な発展に資する取組となるよう、ひまわりバンク幹事会や運用委員会で協議して参ります。

◎担い手対策について
 研修メニューの作成やサポート体制づくり、更に「新農業人フェア」をはじめとする各種イベントへの参加による担い手確保の取り組み等を一体的に行うため、集落支援員制度を活用して参ります。
 指導農業士や農業士、北海道農業公社等関係機関と連携を図りながら、若者や女性など多様な人材が就農出来るように定着に向けた支援をおこなう体制の構築を進めて参ります。
 併せて、農業後継者対策として結婚相談員とも連携しながら、出会いや交流の場づくりも進めて参ります。
また、花卉、果菜類を中心とした研修農場を設置し、農業研修生の受入体制の充実を図ります。

◎林業の振興について
 森林は、木材の供給はもちろん、国土の保全、水源のかん養、自然環境の保全等多面的な役割を果たしております。
 森林の整備につきましては、北空知森林組合との連携により、各補助金を活用しながら進め、民有林の活性化に努めて参ります。
 また、主な町有林である森林農地整備センター水源林整備事務所との契約地については、除伐など保育に係る事業を計画的に推進して参ります。
 森林環境譲与税につきましては、間伐等による適切な森林整備や人材育成・担い手の確保、木材利用の促進や普及啓発等、森林整備の促進につながるよう事業を検討、実施して参ります。

◎鳥獣被害防止対策について
 近年、熊の目撃が相次いでおります。幸いにして人的被害はありませんが、警察など関係機関と連携を図り、防災無線や看板等で周知し、被害防止にむけて取り組んで参ります。
 また、鹿進入防止電牧柵の維持管理については、適時、適切に電線の上げ下ろしができるよう、また、路線の見直し等関係機関と協議しながら確実に進めて参ります。
 鹿やアライグマ対策については、今後も関係団体と連携しながら、一層の駆除体制の強化に努めます。

◎商工業の振興について
 商業活性化基本条例に基づく各種支援を商工会等の関係機関と連携し、積極的に活用頂き、商工業の活性化と従業員雇用を促進し、商業活性化施設ココワを活用した地元商店の消費拡大対策を実施して参ります。
 更に「行政ポイント」制度を商工会の協力を得ながら実施し、町が行う事業への更なる参加の拡大と合わせて、町内商店の利用拡大を目指して参ります。

◎観光の振興について
 新型コロナウイルス感染症の拡大により、これまで観光事業は大きな打撃を受けて参りましたが、ワクチン予防接種や各種防疫活動により経済活動は回復の兆しをみせ、昨年、北竜町の顔である「ひまわりの里」には、28万人もの観光客が来訪されました。 さらなる観光振興と多くのみなさまに愛される観光地として、体制整備、観光PRに努めるとともに、昨年、問題となりました渋滞対策として、迂回路看板設置と渋滞予測情報発信を実施して参ります。

◎建設事業について
 建設事業は、地域住民の安全・安心と生活環境の充実並びに地域の活性化が図られるよう推進して参ります。
 道路・河川及び上下水道等の社会インフラの整備つきましては、緊急性・必要性・町財政状況を勘案し、地元要望等を考慮しつつ計画的に取り組んで参ります。また、公営住宅につきましても年次計画に基づいて効率的に進めて参ります。
 主要事業について申し上げます。

◎道路・橋梁・河川について
 道路につきましては減災・防災のための緊急対策事業を活用し和中央団地線側溝整備工事及び西川新線舗装修繕工事を実施し、橋梁は、長寿化修繕計画に基づき本年度はみるか橋架替工事を実施致します。
 河川につきましては、継続的に実施しております3河川の護岸整備工事及び2河川の浚渫工事を行うこととしています。

◎排水機場について
 排水機場の維持管理につきましては例年、定期点検、補修等により適切に管理してきたところですが、碧水排水機場は老朽化に伴う劣化、破損等が著しく、機能保全対策のため令和9年度迄の5年間の施設長寿命化計画を策定し、本年度は実施設計を行うこととしています。

◎公営住宅について
 公営住宅につきましては、長寿命化計画に基づき昨年度は桜岡団地C棟1棟4戸を建設し、本年度は令和4年度繰越事業で桜岡団地公営住宅D棟木造平屋建1棟4戸を建設致します。
 尚、築40年を経過した桜岡団地の平屋住宅については解体することとしております。
 住宅維持管理につきましては、継続事業であります板谷団地の屋上防水及び内部設備改修工事を実施して参ります。

◎農業集落排水事業及び個別排水処理事業について
 農業集落排水事業及び個別排水処理事業につきましては、本年度より公営企業会計として運用することとなり、経営状況を的確に把握しより良い住民サービスの向上、各処理施設の適切な維持管理に努めて参ります。
 又、集合処理のできない地域におきましては、公共用水域の水質浄化のため今後も合併処理浄化槽の設置を推進し生活環境の保全と公衆衛生の向上を図ります。

◎簡易水道事業について
 簡易水道は、町民の日常生活に欠かすことのできない重要なライフラインであり、将来にわたって安心な水の安定供給に努めて参ります。
 継続事業であります老朽化した配水管及び給水管の布設替えにつきまして、本年度は和地区及び国道横断管、道道横断管の更新を行います。又、水道管漏水調査についても継続実施し、施設の機能保持と維持管理並びに経費節減に努め、効率的な事業運営を図って参ります。


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人口・世帯数
(令和6年3月1日現在)